近年、電力固定買取制度が始まったことで
注目を集めるソーラーパネルですが、
その機能性は数年間で飛躍的な進化を遂げています。
しかしまだまだ課題が残されているのも事実で、
例えばソーラーパネルの汚れもその問題の一つです。
ソーラーパネルは表面がガラス素材で出来ているので、
雨によってある程度の汚れは洗い流すことができます。
ですが、しつこい汚れや固まってしまった古い汚れなどは、
そのままへばり付いてしまうこともあるのです。
そして問題と言われているのは
この蓄積されている汚れの部分です。
これがソーラーパネル表面に付いた状態ですと、
発電率が徐々に低下していくと言われています。
また、これを長期間放置しておくと
1年間でおおよそ5%から10%の発電低下につながるのです。
ソーラーパネルが発電低下することで
どれほどの損失になるのか、
分かりやすく説明しましょう。
汚れによって1年間で電力が5%低下すると仮定した場合、
損失はおおよそ50kwhです。
これを1年間で計算すると損失金額は約272円、
10年間放置した場合は2720円ということになります。
また、これが大型のソーラーパネルだった場合には
損失額は非常に高額なものとなります。
ソーラーパネルの汚れは定期的に清掃することで
発電効果を取り戻すことが可能となります。
しかしこれは一度清掃したからといって
元に戻るというものではなく、
1ヶ月に1回程度のメンテナンスを行わなければ
汚れは再び蓄積していきます。
ソーラーパネルを長く使用するためには、
定期的なお手入れをきちんと行うことをお勧めします。